配線ダクトは室内をすっきりさせる効果があり、配線を保護することもできるので、室内に電気コードが乱雑になっている場所であれば、非常に役立つ設備です。
家庭内で利用する際には、自己で設置することはでき、DIYの初心者でもチャレンジすることはできる範囲です。注意したいことはあり、熱がこもるような配線をまとめるには、火災という心配が出てしまうので、用いる配線ダクトは自己消化型で腐食しないタイプを選べば安心です。このタイプに該当する種類は均等に隙間が開いている構造で、カバー部分だけが面で作られているものです。
後は落下してしまう危険性も注意しなければならず、確実な固定方法を把握することで安全に使えます。配線ダクトを室内向けで利用する際に、配線ダクトの自己で取付けをするには固定する位置を決めることが先決です。一般的な住宅の場合、壁は石膏ボードやベニヤ、木材を利用しているものです。通常は壁の内部は空洞の部分が多いこともあり、そのままネジで固定をしても、振動によりネジが抜けてしまう可能性は十分にあります。
確実に落下しない取り付けでは、巾木の部分を用いてネジ止めする方法や、巾木の段差の上に両面テープとネジでダブル固定する方法も悪くはありません。壁の任意の高さの位置や天井付近に取り付けしたい方であれば、壁用の下地センサーを購入すると非常に便利です。下地センサーは壁に当てながら壁内部の木材の部分を特定できる機器なので、壁の中の空洞部分を避けて木材に確実にネジ打ちするときに役立ちます。