国内でも寒冷地に入る地域があり、主に東北から北海道が該当しています。
この地域で使う屋外用ケーブルは必ず購入する際には対応している温度を確認する必要性があります。寒冷地用ケーブル以外を用いてしまうと、マイナス温度に耐えることができずにケーブルの表面を覆うゴムが破けるという問題が起きやすいものです。一般的に普及している寒冷地タイプの場合は、マイナス18度まで耐えることができる性能の資材もありますが、北海道の場合は北側と内陸部の一部では真冬にマイナス30度以上になることも決して珍しくありません。
そのため、この地域に該当する際には、最低でもマイナス50度まで対応する資材を使うことが基本です。ゴム被膜で作られているタイプもありますが、マイナス50度まで対応するものはシリコンゴムを採用したものが主流です。シリコンの場合は耐寒だけではなく耐熱にも優れた性能を発揮するので、まず問題は無いケーブルとして使えます。
専門会社に依頼をするとシリコンタイプをお求めできますが、自主的に作業をする際にはインターネットから探すと簡単に該当品を探せます。考えられる用途は太陽光発電と蓄電池のシステム、テレビアンテナや防犯システムのケーブルなどがあり、特に専門会社を通さずにDIYで後付けをする際には既製品のキットでは対応不可な可能性があるので、別途寒冷地用のものを購入して交換して使うことが必要です。尚、寒冷地でも室内で用いる分にはマイナス50度の耐久性は必要ありません。