結束バンドを最適に使おう
2019年10月24日

ナイロンは結束バンドの材料として最も一般的です

結束バンドは複数のケーブルを束ねてコンパクトに整理することを主な目的として使用される配線材料です。

結束バンドと言うと通常は1度結束する取り外すことができない「一体成形型」のものを指しますが、再結束可能な「リピートタイプ」やヘッド部とハンド部が別れた「2ピースタイプ」等も存在します。結束バンドの材料としては66ナイロン(PA66)が最も一般的で、普段私たちの目に留まる商品の多くが66ナイロンを原材料として形成されています。他にも46ナイロンや9Tナイロンも利用されています。

またフッ素樹脂やポリプロピレン、ポリエーテルケトン等も材質として用いられることがあります。結束バンドを選ぶ際にはカッチリと締まり、横ズレ防止能力に優れたものを探しましょう。そしてヘッド部分の抵抗が少なく、スムーズに挿入できることもポイントにするべきです。また作業効率を考えると適度な柔軟性を持っていることも外せません。

先にも述べたように一体成形型の結束バンドは本来1度結束すると取り外すことができない仕組みになっています。しかし切らずに外し、再利用する方法が存在します。「結束部のロックを外す」というもので、コツさえ掴めば誰でも簡単に実践できます。固定されている結束部分に爪や針、マイナスドライバーを当て、ロックを引き下げることですんなりと解けてしまいます。切断せずに外すことができれば何度でも再利用できて経済的なので、ぜひ覚えておきたい裏技です。

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