パソコンやテレビをインターネットに接続する際に、lanケーブルを利用してルーターやスイッチングハブと接続すると簡単です。
物理的にケーブルを接続するだけで簡単にインターネットが利用できるようになりますし、WiFiのように面倒な設定作業をする必要がありません。lanケーブルは昔からインターネットに接続するために使われてきましたが、古い規格のケーブルを使い続けると通信速度が遅くなってしまうので注意が必要です。
10年くらい前であればADSLや光回線でインターネットの通信速度の上限が100Mbpsであったことから、CAT5の規格(最高速度100Mbps)のlanケーブルが多く用いられてきました。10数年くらい前に工事または新築の建物であれば、この規格のケーブルが壁の中に埋め込まれているケースが多いようです。近年は1Gbpsとか10Gbpsといった高速の光回線が普及しており、一般家庭でも光回線の契約を変更して速度の速いプランを利用するケースが増えています。
光回線の速度を変更して高速通信に対応させる場合には、使用するlanケーブルの規格をチェックするようにしましょう。途中で1箇所でもCAT5のケーブルを使用すると、最高でも100Mbpsまでしか出ません。lanケーブルを壁の内側に埋め込まれていたり部屋の隅や壁とドアの隙間などに固定している場合には、全て高速通信に対応した高規格のケーブルに交換する必要があります。