配線ダクトとは、照明器具やコンセントケーブルなどを取り付ける装置のことで、工場や学校など様々な施設で利用されています。
配線ダクトを設置することによって、ケーブルが露出すること無く、安全に電子機器などを利用することができるようになるのです。それだけでなく、ケーブルを保護するので、害獣などにより物理的に断線してしまうことを防ぐことができます。この配線ダクトを自己設置する方法は、天井や壁などに穴を空ける必要があり経験の無い個人で行う事は難しいです。また、コンセントの本体に手を加えるには、電気工事士の資格が必要になります。
しかし、LANケーブルなどを保護するため、自己設置する事は簡単にできます。100円ショップなどで販売されている、壁に設置する金具を使用し、固定します。その上で配線ダクトを上からかぶせるのです。これでケーブルが断線するリスクを大幅に低減させることができます。ただし、配線ダクトを自己設置するデメリットとして、再接続の際に取り外し可能な器具でなければ、再接続作業の際に手間が掛かってしまう点があります。
特にオフィスの引越しの機会が多い会社ではダクトの設置に時間がかかるばかりで、ケーブルの保護が疎かになってしまうこともあるでしょう。そのような場合は、ユニットごと取り外しができる大型のタイプを使用すると良いです。キャスターが取り付けてあるタイプはまとめられたケーブルを切断するだけで再設置が容易になります。