結束バンドを最適に使おう
2020年2月15日

照明器具の設置を容易にする配線ダクト

配線ダクトは、その名の通り電気の配線を通すためのダクトです。

アルミなどの金属、あるいはポリプロピレンなどの樹脂を素材としたレール状の器具で、中に複数の配線ケーブルを束ねておくことができるようになっています。これを利用することで、壁や天井、床などに配線工事を行う際にケーブルがバラバラになってしまうのを防いだり、電磁ノイズの影響を軽減したりすることができるようになります。配線ダクトはオフィスや工場、住宅などさまざまな場所で使用されます。

特に近年のインテリジェントオフィスでは多くのIT機器が使われており、それぞれが相互にケーブルで接続されています。そのため、床の上をたくさんのケーブルが這いまわることで歩行の障害になったり、外観が悪くなったりしないような工夫が必要となります。そんな時に活躍するのが、この配線ダクトです。天井に配線ダクトを使用する場合は、通常は外から見えないように天井裏に設置しますが、あえて表側に取り付けることもあります。

これは、照明器具の設置を容易にするためです。天井にダクトを取り付け、複数の開口部を設けておけば、後から照明器具をセットするのが容易になります。天井裏に配線を行うと、後から照明器具を増やしたり、模様替えによって位置を動かしたりする際はその都度開口部を設ける工事が必要になりますが、この方式であればそうした手間をかけることなく、照明器具の追加や位置変更が可能になります。

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